GW超満喫してるbitchyamaです、こんばんは!
後半はお天気も持ち直しそうでよかった♡
ついに記憶が蘇る…?
前回までのネタバレはこちら。
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あらすじ
優一郎の内面世界で、少しずつ阿朱羅丸(アシェラ)の記憶が蘇り始める。
妹のクルルの存在。
そして、古代ギリシャの暗黒時代を過ごした記憶だった。
元々貴族として暮らしていたものの、襲撃にあい捕らえられてしまったアシェラは、クルルと離れ離れにされて奴隷として売買される対象になっていた。
買い手として現れたのが、シガマドゥ。
シガマドゥは、アシェラと同じくらいの年頃の子供”ユウ”を連れていた。
足枷を外してくれたユウに、同じように奴隷として仕えているのかと問いかけると、「記憶が無いのでわからない」という予想外の答えが返ってくる。
シガマドゥもまた、ユウを買ったのかどうかという質問には、はっきりとした回答を戻さなかった。
シガマドゥについて行くのを躊躇っていると、奴隷商人に拳をくらわされる。
どうやらシガマドゥは大変に金払いの良い貴族らしく、もたもたして商人の評判を落とすなと言うことらしい。
驚きながらも外に出たアシェラは、久しぶりに浴びる日光に眩しさを覚える。
…ああ
僕が奴隷になっても
太陽の明るさは変わらないんだなぁ
賑わうマーケットを歩いていると、道端で大人に鞭打たれている小さな子どもたちが目に入ってきた。
その姿を横目に見ながら、自分にも辛い日々が待っていそうだとゲンナリする。
そして、妹のクルルがどうしているのかと、ただそれだけが頭の片隅で気にかかっていた。
途中で食事にしようとシカマドゥに促されて、腹の虫を抑えきれずに恥ずかしがるアシェラ。

先程食べたばかりだというユウも、まだお腹が空いていると言って食事をねだった。
その食欲旺盛さを見て、シカマドゥはユウが成長期なのではないかと言った。
食事をがっついてしまって服を汚したアシェラに、「食べ方がキレイだった」と声を掛けるシカマドゥ。
貴族だった過去を知っているようだった。
不安そうに暗い顔をするアシェラに向かってシカマドゥは微笑むと、自分のところでは”家内用”だし、待遇は悪くないと思うと言った。
つまりその”家内用”とは、夜伽を意味しているのではないかと思ったアシェラは、視線を落としたままで冷や汗を流した。
食事を終えて変える道すがら、ユウと言葉を交わすアシェラ。
不思議な明るさを持つユウに、アシェラは距離感が掴めず戸惑う。
シカマドゥの家での仕事についてのことを質問すると、一日の過ごし方は、ただ食事して勧められた本を読んで眠くなったら寝るだけだと言う。
ユウは、アシェラが思っていたような奴隷ではないようだった。(そもそも奴隷の概念を理解していない。)
そして問いかけは核心へと迫る。
シカマドゥが子供をよく買うのかということと、夜に寝室に呼ばれたりするのかというものだった。
子供を買う頻度についてはわからないが、夜に呼ばれることはたまにあるとユウは答える。
ご主人様は何人も子供を買ってる
奴隷商の常連になるほどに
でもつまりそれは
買われた子供たちは…
すぐ壊されて死ぬってことじゃないのか
家についてキレイに身なりを整えても、アシェラはどうにも遊びに心が向かない。
ユウに向かって、自分がもう少し慣れたら相手すると言うアシェラ。
それはつまり、シガマドゥに気に入られて生き残れれば、ということを意味していた。
その夜、アシェラはシガマドゥに呼び出される。

こうまでして
こんなことまでして
生きる意味あるのかな…
母さん
怖いよ僕…
最後に一緒にご飯食べればよかったなぁ…
しかし、溢れそうな涙を拭ってアシェラは前を向く。
泣いちゃだめだ
クルルもまだどこかで生きてるかもしれない
生きて僕の助けを待ってるかもしれない
なら僕は…生きないと
言いつけられた通りの部屋に入ると、ユウが窓辺に佇んでいた。
なぜここにいるのか理解できずに声をかけると、同時にユウが大声を上げる。
そしてその背中からは大きな天使の羽が吹き出した。
変貌したその姿に、アシェラは驚きの声を上げるのだった。
感想
久しぶりの過去編ー!
ちょこちょこ出されてたから、どこからの続きかもう思い出せない…。
でも昔の阿朱羅丸かわいいいいいいいいい。
今まで出てきたキッズたちの中で、外見的には一番好みである…。
ミカエラさんは成長した姿が好きなのですが…!
次回の更新も楽しみだなーーーー。
その他終わりのセラフの記事はこちら。
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