引っ越しを検討中のbitchyamaです、こんばんは!
候補地を見に行かなくては(*ノω・*)
はじめての感覚に戸惑う累は…?
前回までのネタバレはこちら。
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あらすじ
呼び出された河原に向かった幾は、高校時代の累の姿を思い出していた。
累は幾に対して、野菊からどこまで聞いているのか?と問いかける。
その累を見た幾は、前回会ったときとはどこか違うと感じ取っていた。
野菊のことを聞いた累は、それだけのためにわざわざ呼び出したことを謝罪して去ろうとする。
しかし、その姿に高校時代と同じく違和感を感じた幾は、その手を掴んで呼び止めた。
話したいことって本当にそれだけ?
また何か抱え込んでるんじゃないの?
昔みたいに!
幾の言葉にへたり込んだ累は、台詞が身体に入ってこないことを打ち明けた。
はじめてのことなのか、と幾が質問すると、累は小さく頷いた。
そっか…
やっぱりすごいな…あなたは
そんなこと私はしょっちゅうあったよ
こんな風に言うとまた気にさわるかもしれないけど
私はそれだけの才能をもつあなたがうらやましい
幾の言葉通り、累は「美しいものの高みから言われると気にさわる。何もわからないくせに!」と苛立ちを露わにする。
振り払われた手を見つめながら、幾は返した。
そうだね
わからないよ
私はあなたじゃないから
だから
あなたにだってわからないでしょう
同じ女優としての
私の劣等感は
そして2人は無言でその場に立ち尽くした。
理解できずはじき合い
その果ての沈黙の中で
何故か
私たちはようやく真に言葉を交わし合えた気がした
理解り合えずとも
寄り添うことに意味はあるのかもしれない
同じ演劇(せかい)にすむ
同じ女優(いきもの)として
そして累は、ある提案を幾にする。
先輩
もう一度私と同じ舞台に出てくれませんか
それで問題が解決するわけでは無いけれど
どうか私の最期の舞台を…
一方羽生田は富士原に対して、咲朱の復帰舞台を自分の演出で行うことを明かしていた。
劇場はおさえたものの、人が思うように集まらず、助力してもらえないかと願う羽生田。
富士原はにやりと笑うと、本業に戻ってくれる愉快さを伝えて、役者でもスタッフでも紹介してやると言う。
それは、同じ”透世(ゆめ)”を見てきた同類としての富士原の気持ちだった。
しかし羽生田は心の中で同じにするなと感じていた。
同じにすんじゃねえよ
あのひとの真の涙も笑顔も知ってる演出家は
おれだけだ
感想
累と通じ合えるかもと感じる幾。
劣等感はあれど、幾は本当にいい人なんだなぁと感じるエピソードだった。
演劇を通じて2人の心が通い合うといいのだけど!
そして羽生田の方も動き出したようだね!
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