【ネタバレあり】『ヒストリエ9巻』あらすじ&感想 5/22発売 約2年ぶり 岩明均

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寿司ランチしたbitchyamaです、こんにちは!

食事制限ないのが嬉しい。

すし屋の芳国 (三軒茶屋/寿司)tabelog.com

 

2013年8月から約1年10ヶ月ぶりに発刊された、ヒストリエ9巻のあらすじ&感想まとめします!

 

【5/22発売】ヒストリエ 9巻/作者:岩明均/コミックス648円

ヒストリエ(9) (アフタヌーンKC)

  • 作者: 岩明均
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/05/22
  • メディア: コミック
  • この商品を含むブログ (13件) を見る
 

 

ほぼ2年ぶりかぁ…。内容ほぼ忘れちゃってたから、調べなから読んだよ 笑

 

ヒストリエとは

ヒストリエ概要

紀元前4世紀のギリシアやマケドニア王国・アケメネス朝ペルシアを舞台に、古代オリエント世界を描いた作品。マケドニア王国のアレクサンドロス大王に仕えた書記官エウメネスの波乱の生涯を描いている。エウメネスはプルタルコスの『英雄伝』(対比列伝)などにも登場する実在の人物である。
エウメネスはギリシアの都市国家カルディアの名家の息子として育てられ、陰謀によって一時は奴隷に身を落とすものの、時代の荒波に揉まれながらその才能を開花させていく。
2006年ごろから『アフタヌーン』本誌で休載が目立つようになっているが、2008年2月号掲載分(第43話)までを第1部とし、同3月号からは第2部として連載中である。

引用元:ヒストリエ – Wikipedia 

 

後の アレクサンドロス大王(アレキサンダー大王)の書記官、エウメネスのお話。

Wikiに相当細かくあらすじ載ってるので、忘れちゃった方は読み返すとよさそう。

 

なぜ9巻発売に2年近くもかかったの?

遅筆家であるらしく、基本的に複数の仕事を一度に進めることがない。絵柄・作風共に安定しており、ストーリーは「主人公が特異な力を手に入れ戸惑う」というものが多い。またアシスタントを用いないらしく、30年間の漫画家生活で他人に作画を手伝ってもらったのは僅か7日間とのこと(『ユリイカ』特集号のインタビューより)。

引用元:岩明均とは (イワアキヒトシとは) [単語記事] – ニコニコ大百科 

 

アシスタントさんがいないんだね。あとは時代考証にかなり時間をかけて臨んだり、腕の負傷なども関係している様子。

ちなみに作者:岩明均さんのお父さんは考古学者らしいよ。(岩明均 – Wikipediaより)

寄生獣もあったしねー。

 

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あらすじ&感想

※以下、ネタバレしかないのでご注意ください!あとちょう長いです。

 

ヒストリエ9巻をざっくり三行で

  • 割と穏やかなアテネ潜入
  • フォイニクス▲
  • カイロネアの戦いでのアレクサンドロスかわゆす(^ω^)

 

マケドニアのシーン

9巻はマケドニアの朝の風景からはじまる。 

ベッドに眠るアッタロスの姪、エウリュディケを見つめるエウメネス。

 

シーンは切り替わって、アッタロスとエウメネスの話に戻る。

先の戦の貢献について、自分だと勝手な指揮ととられ、格上の将軍も使役したことを罪に問われる可能性があるからと、手柄をアッタロスのものにして欲しいと頼むエウメネス。

アッタロスは渋々了承する。

そこで話の流れからエウリュディケとの関係を聞くアッタロス。はぐらかすエウメネス。

 

一方、マケドニアの軍事会議では、アテネの将軍フォーキオンを将軍職から追い落とす策が練られていた。

宰相的な存在であるアンティパトロスにより、エウメネスの工作のためのアテネ潜入が提案される。

 

呼びだされたエウメネスと廊下ですれ違うヘカタイオス。

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ヘカタイオスの所属するカルディアはマケドニアの軍門に降ったので、エウメネスにも苦々しく敬語で接する。

が、徐々にヒートアップして、エウメネスを罵倒しはじめるヘカタイオス。

そこで通りかかったアッタロスが、エウメネスに失礼な口をきくヘカタイオスに殴りかかる。

ここ、相当ボコボコにしてます 笑

 

「災難てのはいつ身に降りかかるかわからん…気をつけないとな お互いに」

 

養父ヒエロニュモスを暗殺し、エウメネスをカルディアから追放したヘカタイオスだが、今ではエウメネスに対して口のききかたに気をつけなくてはいけない立場になってしまった。

複雑な人生を経験してきたエウメネスだからこそ言える台詞ですね。

 

そしてまた一つ、「アテネへの潜入」という災難がエウメネスにふりかかる。

密命を受けた後、エウリュディケに仕事のことを話、戻ってきたら正式にアッタロスに2人の関係を報告したいというエウメネス。

頬をそめつつ笑いも起こるほのぼのシーン。

この後、相当の時間と距離、2人は離れちゃうことになる。

 

アテネへの旅立ち 

アテネへ向かうエウメネス。

フォイニクスはじめ、マケドニア人ではないメンバーが揃えられる。

アンティパトロスらしい登用ぶりである。

プラス、2人のマケドニア人も監視役として同行する。

この2人が後々やらかしてくれることになる。

しばらく馬を走らせて、アテネのアクロポリスが見えてくる。

 

改めて、エウメネスの今回の旅の目的は「アテネの大将軍フォーキオンを将軍職から追い落とすこと」。暗殺ではない。

 

早速フォーキオン宅へ向かうエウメネス一行。

思ったより質素なフォーキオン宅で、庭仕事をしている老人に声をかけるも、用事があり不在と告げられる。

すぐに引いて、宿に戻るエウメネス。

不満気なフォイニクスに、「さっきの老人がフォーキオンだ」と告げる。

 

翌日以降もフォーキオン宅へ通い、断られ、空いた時間で観光を行うエウメネス。

この観光が街の視察になってるわけですね。

 

連日フォーキオン宅へ通いつめたエウメネスたちに、近所の人たちも徐々に集まる(声をかけてくる)ようになる。

自分たちがフォーキオン宅へ通うことで、マケドニアとの密通を市民へ疑わせようとしていた。

しびれをきらしたマケドニア人の部下たちは、エウメネスに何をしたいのか?ということを聞くが、教えないエウメネス。

アテネの街では反マケドニアの気運が高まっていた。

 

その翌日、またフォーキオン宅に行き、いつもの通り引き下がろうとするが、フォーキオンに家の中へ入るよう促されるエウメネス。

部下は同席不可で、エウメネスのみ通される。

「信頼できる友人に頼まれた」から、エウメネスを招き入れたというフォーキオン。

この信頼できる友人は後段で出てきます。

 

エウメネスをマケドニアの人間と分かっていながらも、現状のアテネにおける反マケドニアの空気について言及するフォーキオン。

戦をとめる策がないか、エウメネスの主人(フィリッポス)にも考えてもらいたいと伝える。

話は終わったと遮ろうとするフォーキオンに対して、将棋にと誘い、ともに会話を交わすエウメネス。

これ以上の言葉は不要であり、フォーキオン宅へ通う必要はなかった。

なぜなら、マケドニアとの密通を匂わせるまでもなく、反マケドニアの気運が高まった民衆に対して、冷静で戦をわかっているフォーキオンの言葉は、ただの心を冷やす言葉でしかなかった。

民衆の支持を失うことは明らかだった。エウメネスの目的は果たされた。

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実はこれもアンティパトロスの策であった。

反マケドニアであり、戦争推進派のデモステネスを今回の戦に登場させ、排除することで、「マケドニア領・アテネ」を作り、平和主義のフォーキオンは今後のアテネのために(マケドニアに逆らわないために)残すべき人材と判断したのだ。

 

フォーキオンに進言した謎の人物とは

フォーキオンの件が片付き、彼に進言した人物について、港町・ピレウスで裏稼業を行っている「メランティオス」という人物であることを突き止めたエウメネスは、アテネを発つことに決める。

だが、次の日、マケドニア人であることがバレ、追われる一行。

同行者のマケドニア人が、最後のひと押しで、「フォーキオンを誘いに来たマケドニア人」という関係を見せるため、 エウメネスたちを差し出したのだ。

宿屋の裏口から逃げるエウメネス一行。

エウメネスはフォイニクスと、ピレウスへ向かうことに。

 

ピレウスに着いてメランティオスに関する聴きこみを行うエウメネスたちの前に、案内役が現れ、あじとへと向かう2人。

エウメネスをきっちり護衛するフォイニクス▲。

 

高台の邸宅へ通され、ついにメランティオスと見えるエウメネス。

そこにいたのは、かつてヒエロニュモス家へ使えていた奴隷・カロンであった。

 

エウメネスがマケドニアに所属していること、カルディアへ遠征したことも、裏稼業の情報網から知っていたカロン(メランティオス)と、穏やかな風景の中で会話を交わすエウメネス。

カロンは「いつかアテネへ行きたい」と願っていた、我が子同然のエウメネスを待ち、妻は娶ったものの子をなす事もなく、ピレウスに居を構えていたのだ。

エウメネスを盾とし、彼の母を見殺しにしたカロンの罪滅ぼしだったのかもしれない。

 

マケドニアへの帰路からカイロネアの戦いへ

カロンの助けもあり、マケドニアへ陸路を渡って戻る途中、フィリッポスと対面したエウメネス。

足の悪いフィリッポスだが、3万2千もの大軍を率いて軍営をはっていた。

 

まずはフォーキオンの件で礼を言うフィリッポス。

ただ、デモステネスの外交力が勝り、テーベがアテネについてしまったとの情報を受ける。

 

そこからカイロネアの戦いへと突入する。

 

マケドニア軍(3.2万) vs アテネ・テーベ軍(3.5万)

 

ただし、フォーキオンの指揮ではなく、また、戦場経験の乏しいデモステネスでもなく、カレス指揮官の元稼働している軍。

一方テーベはテアゲネスという指揮官。

 

左翼陣では、アレクサンドロスがフォーキオン不在を嘆いていた。

アレクサンドロス久々!かわいい。こんなに蛇のあざ大きかったっけ…?

 

マケドニア軍に対峙したテーベ軍はフィリッポス旗下の精鋭部隊へ攻撃照準を定める。

しかしマケドニアの攻撃の要はクラテロスの部隊だった。

そこで進軍しようとするクラテロスに、副将アレクサンドロスから「一番手変わってお!」と唐突に声をかけられる。

 

ここで9巻終了です。

いやー色々調べながら読んでたら2時間くらいかかっちゃったよ。

そして読み応えあった!

落ち着いたら1巻から読み返してみたいです。

 

 

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