ネタバレ『黒執事163話 その執事、転倒』最新 あらすじ&感想 Gファンタジー 枢やな

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リモートワークが板についてきたbitchyamaです、こんばんは!

ただ、自宅保育もしながらなので毎日きついけど…笑

 

スカウトを受けたメイリンは? 

前回までのネタバレはこちら。

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青の教団編まとめ 

対象話数

109話〜現在まで連載中

 

 

 

冒頭の導入

ある日、エリザベスの兄エドワードの元に、かつてウェストン寄宿学校を放校処分となった前プリーフェクトの”ハーマン・グリーンヒル”が訪ねてきた。(寄宿学校編に登場)

グリーンヒルから「スフィア・ミュージックホール」で行われるという集会に是非にと誘われ、その押しの強さに根負けしたエドワードは仕方なく出向くことにした。

ミュージックホールで行われていた集会は、エドワードが今までに経験してきたいずれのパーティーとも異なって、貴賎の隔たりなく、会話や食事の楽しめる空間がそこには用意されていた。
前P4の先輩たちは、子どもたちと遊んだり勉強を教えたり絵を描いたりと、その集会の中で気ままに活き活きと過ごしていた。
その中でひときわ注目を集めていたのは、”ブラバッド”という占い師だった。

帰宅したエドワードを待っていた妹・エリザベスに、集会が楽しかったことを話すと、エリザベスは興味津々で、次回は自分も行きたいと伝えた。

後日、女王からシエル宛に手紙が届いた。
それは例のミュージックホールの集会についての要件であった。
気になって女王から調査をかけたものの、異状報告は得られなかった。
しかし、派遣した調査員たちは、その後集会に足繁く通っているという。
一体あのミュージックホールで何が起こっているのか、よからぬ企みでもあるのでは、という内容の手紙であった。

手紙を読み終えたシエルの元へ、エドワードが珍しく事前に手紙も寄越さず血相を変えてやってきた。
何かあったのかとエドワードに問いかけると、その口から出てきたのは「エリザベスが家出した」という衝撃の事実だった…。

 

 

 

スフィア・ミュージックホールで行われていたこと

  • スフィアミュージックホールは、輸血の研究のために運営されていた。
  • 血液を垂らした薬液の反応を見て、ポラリス、ベガ、カノープス、シリウスの4種に分けて判別し、相互に拒絶反応を回避する技術を確立させていた。
  • 研究所内にあった血液はポラリス44%、ベガ44%、カノープス10%、シリウス2%。これは血液型を表しており、シリウスはAB型。
  • この血液は全て、スフィア・ミュージックホールの教祖「蒼き星・シリウス」のために集められていたものだった。
  • そのシリウスの正体は、シエルの双子の兄である本物の”シエル・ファントムハイヴ伯爵”。
  • 兄は、アンダーテイカーによって生き返らされた死人である。

 

エリザベスがいなくなった理由

シエルの兄(エリザベスの本来の婚約者)が戻ってきたため。

 

兄の死因とセバスチャンの登場

かつて、悪魔信仰をしている教団に襲撃されたシエルと兄は、そこで”生贄の儀式”に捧げられる供物となった。

祭壇に乗せられた兄の腹には剣が突き立てられ、これが原因で兄は死亡した。

そして、兄を”渡り賃”として、シエルはセバスチャンを召喚した。 

 

 

 

現在調べている内容 

兄が血を必要としているのなら、なるべく死者を出さずに血液を集めるための組織を何らかの形で構築しているはずだと踏んだシエル。

そこで、アンダーテイカーが裏で操っていた組織「暁(アウローラ)学会」の所属員が絡んでそうな事件を洗うことにした。

 

①ノーズヨークシャーのヒースフィールド男爵邸
新聞に厚待遇な雇用条件でメイド求人広告が掲載され、使用人紹介所を介して雇用されたメイドの数は100名を超える。

にもかかわらず、未だに募集記事を出し続けている。

カルスタイン病院の元ナースが数名、メイドとして勤務。

 

②ノーフォークの新設児童養護院

英国各地から未成年の孤児を集め、独自メソッドによる高度な教育を受けさせている。

アウローラ学会に所属していた貴族から、多大な寄付を確認。

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③ウィルトシャーの退役軍人療養所

「奇跡の癒しの手」と呼ばれる看護婦がおり、植民地紛争で身も心も傷つき再起不能とされた兵士たちを数多く社会復帰に導いている。

アウローラ学会に所属していた医師が多数勤務。

 

④ブライトンの新リゾートホテル

リーズナブルな宿泊費に対し、ホスピタリティが素晴らしく、バカンス期間終了後も滞在を延長する客が多数いる。

中には、自宅を引き払うものまでいるのだとか。 

アウローラ学会に所属していた貴族が支配人を務める。

 

 

 

それぞれ、下記のメンバーで調査にあたっている。

  • ノーズヨークシャーのヒースフィールド男爵邸:メイリンとランマオ
  • ノーフォークの新設児童養護院:フィニとスネーク
  • ウィルトシャーの退役軍人療養所:バルドとラウ
  • ブライトンの新リゾートホテル:シエルとセバスチャン

 

あらすじ 

※シエルの本名が明かされていないので、本物のシエルを「兄」、主人公のシエルを「シエル」と書きます。

 

食事を終えて、最後にハロッズの烏龍茶まで振る舞われるメイリン(リン)は、選択を迫られていた。

青幇(チンパン)の追手に怯えながら過ごすのか、それともファントムハイヴの屋敷で新しい生活を始めるか。

 

メイリンは先程までシエルらに危害を加えようとしていたし、メイドになろうにもハタキを握ったことすらない。 

しかし、務まるのか不安そうに呟くメイリンに対して、セバスチャンは朗らかに答える。

 

使用人に資格は要らない

私も前職は執事ではありませんから

 

 

 

(セバスチャンの”前職”表現……)

その言葉を聞いたメイリンは、おもむろに立ち上がってシエルらに向かって頭を下げる。

そして、屋敷で働かせてほしいと願い出た。

 

シエルはメイリンのそばに寄ると、小さな手を差し出して微笑む。

 

ようこそ

ファントムハイヴ家へ

 

それは、合意の意思だった。

メイリンは、汚れた手を衣服で拭ってからシエルの手を取って、握手を交わす。

 

シエルはメイリンに、本名を問いかける。

まさか”梟”ではないだろうと聞かれたときに、ヤンら昔の仲間たちを思い出した。

そして迷いのない瞳で、本名が「美玲(メイリン)」だと答える。

 

メイリンが最上階にある女性使用人用の部屋(男性使用人用とは、居住区が離れている)に案内されている途中に、大きな音を立てながら駆け寄ってくる者がいた。

フィニだ。

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泣きながら近付いてきたフィニがセバスチャンに飛びつくと、そのまま廊下の先まで吹っ飛ばされる。

セバスチャンはフィニに対して、力任せに飛びつかないようにたしなめる。

自分でなければ脊髄損傷をしていたはずだ、と。

メイリンはその豪腕を見て、驚きで思わず目を白黒させた。

 

 

 

ちなみに、フィニが泣きながら飛びついてきた理由は、シャベルを折ってしまったからだった。

今週(まだ水曜日)に入って、もう五本目だという。

セバスチャンは後頭部を押さえながら、ため息を漏らす。

 

そこでフィニは、メイリンの存在に気付く。

そして、仕事仲間が増えることに喜び、全身を”ぴょんこ”と跳ねさせた。

庭師のフィニに名乗られて握手を求められたので、その手を握り返す。

しかし、力加減がわからないフィニに強く握られて、メイリンは悲鳴を上げた。

 

セバスチャンはフィニに加減するように注意する。

 

彼女は狙撃手(スナイパー)なんです

手を痛めたら射撃の精度が落ちてしまう

 

メイリンは子供(フィニ)の前でなんてことを言うのだと驚くが、フィニは「かっこいいです!」と言いながら瞳を輝かせた。

そして、屈託のない笑顔で、これからシエルの敵を一緒に倒していこうと気合を入れる。

予想もしていなかった反応に、メイリンは戸惑いを隠せなかったが、小さく同意するしかなかった。

 

 

 

感想

フィニーーーー、かわいい!

元々朗らかな感じだったけど、こんなに子供っぽく可愛らしかったっけ?!

最近辛いエピが多い中で、なんだか久しぶりに和んだ……ほっこり。

 

ついにメイリンが仲間になったね!

明らかに顔つきがかわったところの表現とか、すごく良かった。

坊っちゃんのそばで働くのも大変だろうけど、全然心持ちが違うってことだよねぇ。

この人のためになら頑張れる、みたいな関係性が良きです。

 

次回はメイリンの奮闘記かな?

ですだ口調になるのはいつからなんだろうなぁ〜〜。

 

 

その他、黒執事の記事はこちら。

https://yamanerd.com/archive/category/%E9%BB%92%E5%9F%B7%E4%BA%8B

 

 

 

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