意志力を鍛える『スタンフォードの自分を変える教室』を読んだよ!/書評/ケリー・マクゴニガル著

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近所の神社にお参りに行ってみたbitchyamaです。こんばんは。

末吉だったけど、病気は「弱気にならなかったら治る」って書いてあったよ。

5月末の手術もがんばるよ!ブログは2−3日タイマー更新かなって思ってる。

 

今日も本の感想書いちゃうよ。

 

『スタンフォードの自分を変える教室』/ケリー・マクゴニガル著 

スタンフォードの自分を変える教室

  • 作者: ケリー・マクゴニガル,神崎朗子
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2012/10/20
  • メディア: 単行本
  • 購入: 26人 クリック: 299回
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オススメされて読んでみた一冊。

意志力の研究を様々な角度から行った本です。

ちょこちょこ読んでて3週間くらいかかっちゃった。

 

内容

心理学、神経科学から経済学まで最新の科学的成果を盛り込み、受講した学生の97%に影響を与えた「驚くべきレッスン」。
これまで抽象的な概念として見られていた「意志」の力について科学の見地からさまざまな光をあて、「意志力を鍛えるには何をすればいいか?」、具体的に説いていく。
アメリカでは、「科学と戦略を有効に使ったまったく新しいタイプの自己啓発書」と評されるなど、『NYタイムズ』『タイム』他主要メディアに軒並み取り上げられ、ロングセラーを続けている。

引用元:スタンフォードの自分を変える教室 

 

どのような時に揺らいだりしやすいか、どうしたら意思を強く保てるかを分析して、自分に合った内容で本書の課題を進めていくことを推奨している。

 

まずはチャレンジしたい項目を「やる力」「やらない力」「望む力」の3つから選ぶ。

3つの簡単な説明はこんな感じ。

 

  • 目的を遂行するための「やる力」
  • 誘惑に負けない「やらない力」
  • 肝心な時にモチベーションを思い出す「望む力」

 

この軸は最後まで変わらなくて、章を進めていくごとに本能的、心理的、または脳科学的に、人間がどのような性質を持っているか実験事例を記載している。

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本書を読み進めていくにあたって、時と場合によってこの3つをうまく使い分けたり、考え方を変えていくのが大切だから、まず最初はいずれか目的に近いと思う内容を選べばOK。変わってもいいしね。

 

個人的に面白かったのは「第4章:罪のライセンス」と「第8章:感染した!」。

 

第4章:罪のライセンス

よいことをすれば悪いことがしたくなるという人間の心理について。

面白かったのは、よいことを実際にしていなくても、よいことを行おうと決めた瞬間(ボランティアや寄付、ダイエットフードを見ただけでも)に人間は満足して、悪いことがしたくなっちゃうらしい。

悪いことをしてもいいんだ!ってライセンスを自分で自分に与えちゃうんだね…。
実際に行動に移していなくても、満足する人間の脳の都合の良さがすごいけど怖い。

 

その他の章でも出てくるけど、悪いことをしてもいいんだ、と思ってしまったり、悪いことを行動に移したことで、自分の意思の弱さに人間は自己嫌悪に陥る。

自己嫌悪に陥ることで思考が停止してしまい、諦めることになる。

そういう時には自分を責めるのではなくて、きちんと向き合って自分をなぐさめ、次の課題を整理することが必要とのこと。自分で自分のコーチしてるみたいな感じだね。 

 

第8章:感染した!

意思の力は周囲に伝染するという章。

たとえば、駐輪禁止の看板が立っているすぐそばに自転車を停めておくと、他の人も真似して自転車を停めたり、その他に通りぬけ禁止の区域にフェンスを乗り越えて入ったり、ゴミをポイ捨てしたりする。

お手洗いに「いつも綺麗にご利用いただきありがとうございます」と書いておくと、汚す人が減るという心理テクニックもあるから、逆にルールを破っている人を見ると「自分もいいか」と思っちゃうってことだね。

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もちろんいいことも然り。

bitchyamaが実際に経験したこととしては、ダイエットの成果が出始めたときくらいから、周囲でダイエット始めた人が増えた気がすることかな。

もちろん、ダイエットしていることを公言してたし、共通の話題としてお話してくれる人が増えた結果だとも思うけど、一部の人は「触発されてダイエット始めちゃったよー」って言ってくれたりしたよ。これも伝染の一種かな。

良い習慣を行ってたり、強い意志を持っている人の近くにいると、自分にも伝染していい効果になる。

 

まとめ

発想の転換も必要だと気づかせてくれる。

ダイエットはじめた時に、特に食事制限してたのがすごく辛くて、大好きなラーメンを食べたい!って昼夜妄想してた。

その時に考え方を「我慢してるんじゃなくて、体にいいものを食べようとしてるんだ」って変えることで、辛い気持ちを克服できたよ。

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自己暗示みたいなものかも。

食事制限解禁してすぐにラーメン食べたけど、暗示のせいかブランクあいたから、ダイエット前ほど美味しく感じなかったことを覚えてる。

 

本書でも書いてたけど、守れる小さなルール(努力)の積み重ねが大切。

明日も行うことを考えて今日クリアできる課題を行う。

それを積み重ねていくと慣れてくるから、次はもう少しこうしてみようというプラスアルファをどんどん足していって、意志力を鍛えていく。

筋トレみたいな感じだね。

 

あと、考えないようにしようって思うことも逆効果みたい。

たとえばラーメンのこと考えないようにしようと決めたけど、ラーメンのことばっかり頭に浮かんできちゃう結果になる。

そういうときには考えてしまったことを無理に打ち消さず、考えてどう感じたかと向き合うこと。ただし実際に行動に移してはいけないということを思い出す。

そうすることで自分がどういうときに考えてしまう(意思が揺らぐ)のかを理解できるし、考えこむ時間を減らすことにも繋がるとのこと。ほー。

 

自分にとってどういう考え方が合うかはその人次第。

bitchyamaの場合は、「これをしたら何が起こるか?」「周囲の大切な人はどう思うか?」をまず思い浮かべて、「そうならないために(あるいはそうなるために)どうしたらいいか」を考えることが一番抑止力になると実感できた。

悩みは尽きないけど、うまく自分の心と向き合って、楽しく前向きに日々を過ごしたい!

 

本書は面白いけど分量が多く読むのに時間がかかるので、カフェで一気に読むか、時間なければ興味のある章だけ抜粋して読んでも大丈夫。 

有名なマシュマロ実験(Stanford marshmallow experiment)も出てくるよ!

The Marshmallow Experiment – Instant Gratification …

 

 

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