なかなか雨が上がらなくて切ないbitchyamaです、こんにちは!
自粛期間に一季節終えたので、なんだか不思議な感じ。
志法が取った行動は……?
前回までのネタバレはこちら。
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現在のゲーム:トモダチ殺し合い(バトルロワイヤル)ゲーム
- 友一らを捕らえることで債務帳消しを約束された、”金の亡者”から逃げる鬼ごっこゲーム
- 約20平方kmある島全体の中を、ゲーム終了まで逃げ切ればクリア
- ゲーム終了は参加者が残り5人になったタイミングを指す
ゲームのルール
- 参加者は支給された特製ペイント銃を所持することができる
- 使用できるペイント弾は、黄色と赤の二種類
- 黄色(1発100万円)で撃たれた”金の亡者”は、10秒間身動きが取れなくなる
- 赤色(1発1億円)で撃たれた”金の亡者”は、そのまま再起不能になる
- このゲームに敗れた場合、その人物の所持金及び持っている預貯金、不動産、株など全てを没収され、今後稼ぐお金も全て運営側のものになる
各チームの所持金と残り人数
- 魅嶋チーム:所持金0円、残り人数2人
- 神代チーム:所持金7.9億円、残り人数1人
- 海童チーム:所持金2.8億円、残り人数2人
- 友一チーム:所持金9.15億円、残り人数5人
トモダチ殺し合い(バトルロワイヤル)ゲームの賞金
- ゲーム終了時まで残した現在の所持金が全て賞金になる
- ゲーム中にはお金を増やすイベントなどが色々あるので、うまくいけば莫大な資金が手に入る
最新のチャレンジ <天国と地獄イベント>
- マナブが指定するポイント(E-03)に、賞金10億円と黒の弾丸10発が入った宝箱が置いてある。
- もう一箇所別の場所(B-05)に、宝箱を開けるためのスイッチが設置されている。
- ボタンは動かせないタイプのものなので、最低でも2人以上が二手にわかれて、ボタンを押す係とお宝を回収する係になる必要がある。
- つまり、お宝を回収する係が悪者であれば、お宝を独り占めされる可能性もある。
現在の弾丸の保持者
- 須原岳
友一チームの2人の裏切り者
- 心木ゆとり
- もう一名はまだ非公開
78話あらすじ
じっと見つめてくる友一の目に、志法は見覚えがあった。
怖くて、このままころされてしまうのではないかという恐怖を感じる。
その目は、志法が昔出会った、ある”犯人”と同じものだった。
志法は中学生の頃に、見知らぬ男たちに誘拐されたことがあった。
この事件を思い出したのは、友一から受けた冷たい目線のせいだけではなく、”もう一人の裏切り者”を見つけ出す大きなヒントになっていたことを、後に志法は知るのであった……。
その事件は、天智の父が亡くなってから少し経った頃に起きた。
志法を誘拐した男たちは、志法の父である沢良宜渉に恨みを抱いているようで、「恨むならお父さんを恨んでね」と発言していた。
一人の男が下着姿の志法に手を伸ばしたところで、別の男に制止される。
そして制したその男は、志法にあるゲームをしようと持ちかけた。
ルールは単純で、志法はただ、父の助けを信じて助けに来るのを待っていればいいだけだという。
犯人たちには「親子の絆」を壊せない、と言い張る志法だったが、その言葉を聞いた男は表情を変えた。
そして、志法の言う「親子の絆」と、「男の友情」どちらが強いかを決めるゲーム”友情と絆ゲーム”だとつぶやいた。
そこで、志法の記憶は途切れてしまった。
次に目がさめた時には、病院のベッドに横たわっていた。
病室にはずっと泣いている母と、ただ志法に謝り続ける父がいた。
その時、なぜ父が謝り続けるのか、志法には理解が出来なかったが、今までに見たこともない弱々しい父の姿を見ると何も聞けなくなってしまった。
そしてこの事件をきっかけとして、志法の父母は離婚し、噂をきいた当時の友人たちとも疎遠になっていく。
あの時犯人が見せた表情、目には、底知れない冷たさがこもっていた。
冷たくて鋭く、しかしその奥には、怒りや憎悪のような重い感情が詰まっているように思えた。
家族がバラバラになったその時から、志法は自分の弱さを恥じて、強くあろうと心がけた。
そして今、友一が見せているような同じ瞳を向けられたとしても、二度と負けないという気持ちが心から湧いてくる。
志法は友一が放った銃弾を紙一重で避けて、代わりに蹴りを入れた。
こめんね 友一
私は一度……自分が弱いせいですべてを失ったの
だから私は強くなろうと思った
それは……こういうピンチのときに
ただ泣いてすがるだけの女でいたくなかったから
いざとなったら
相手をブン殴ってでも止める力が欲しかったからなの!
志法は改めて、自分が裏切り者ではないことを打ち明けるが、友一は気絶してしまっていた。
友一が気絶しているなら好都合だと、ゆとりは亡者たちをけしかける。
志法は一瞬考えた。
早く逃げなくてはならないが、このまま友一と別れると誤解されたままになってしまう。
そうなるのは避けたいと思った志法は、友一を背負って行動を開始した。
逃げる志法を見て、ゆとりは亡者たちに早く追うようにと伝える。
志法は、本気で誰かを守ろうとしている時にこそ強さを発揮するのだ、と叫んだ。
ゆとりの言葉通り、友一を背負いながらも、スピードを上げて走っていく志法。
その姿を見て、須原は一つ笑みをこぼすと、自らも追いかけ始めた。
須原の猛追は凄まじく、反対に志法の身体は悲鳴を上げ始めている。
その時、背中で気絶しているはずの友一が「…沢良宜」と囁き、体重を右側に傾けた。
右側は崖で、そのまま友一が崖の方に落ちそうになってしまう。
とっさに友一の手を掴んで引き止めた志法だったが、自身も崖に生えた木の枝にぶら下がっている不安定な体勢になってしまった。
その時、崖の上から真次が現れる。
崖の上にはゆとりたちの追手、崖の下にはゆとりたちの息のかかっていない亡者たちが待ち構えている。
八方塞がりになってしまった志法と友一。
その志法の状況を表す言葉として、真次が「友情と絆ゲーム」という発言をした。
そのゲーム名、そして見覚えのある瞳。
以前、志法を誘拐した男は、真次だったのだ。
やはり、トモダチゲームは、なにかしら関連のあるメンバーを集めているように仕組まれていた。
真次が志法を誘拐したのは、本来の”目的”の障害を取り除くためだった。
息子の相談を受けて、トモダチゲームについて調べようとした天智優高を排除した際に、その親友だった沢良宜渉がその遺志を継いで捜査に乗り出した。
それを止めるために、娘である志法を誘拐して、脅しをかけたのだと話す。
「友情と絆ゲーム」の友情は天智優高、絆は志法、どちらが大事かを試されていたのだ。
あの事件の後、沢良宜渉は正義を語らなくなった。
しかし、それを知らなかった天智は、沢良宜渉と志法を憎む結果に……。
そこまで考えて、志法はもう一人の裏切り者が天智であるはずがないことに気付く。
父・天智優高に危害を加えた一番憎むべき相手は、ゆとりたちなのだから。
そうなると、残りの裏切り者はもう限られた人物にしか思い当たらない。
考え続けている志法の手元が、その時狂ってしまう。
掴んでいた友一の手が外れてしまい、そのまま友一は崖の下へと落ちてしまったのだった……。
78話感想
残る一人って、四部じゃない?!?!
なんだろー四部もゆとりちゃんも、たしかに人畜無害そうな意外性はあるけど、この間出てきたところだったのになぁ。
残念だ四部よ……。
まぁ、まさかの友一がってのもあるのかな?笑
もしかして京くんだったらどうしよう……。
京くんにはまた良い形でカムバしてほしい。
次回も楽しみーー!
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