【ネタバレあり】『イノサン9巻』あらすじ&感想 5/19発売 ヤングジャンプ 坂本眞一

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朝からミントシロップ作ったbitchyamaです、こんにちは!

この後の記事で作り方まとめるよー。

 

イノサン最新刊読んだよー。遅くなった!

あらすじ&感想書いちゃいます。

 

イノサン 9巻/作者:坂本眞一/ヤングジャンプコミックス

イノサン 9 (ヤングジャンプコミックス)

  • 作者: 坂本眞一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2015/05/19
  • メディア: コミック
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イノサンについての紹介記事はこちら。 

フランス革命時の処刑人が題材の漫画「イノサン」がグロ美麗で面白い マンガ 青年漫画  – ヤマナードyamanerd.com

 

その他イノサン記事はこちら。最新話のネタバレもこちらから。

yamanerd.com

 

移籍後の「イノサンルージュ」(イノサン2部)は、グランドジャンプで連載中。

こっちは完璧マリーワールドだね。 

グランドジャンプ 2015年 6/3 号 [雑誌]

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2015/05/20
  • メディア: 雑誌
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あらすじ&感想

※以下、ネタバレしかないのでご注意を!

 

イノサン9巻を3行で。

  • デュ・バリー夫人vsマリーアントワネットで成長するアントワネット
  • ミュージカル
  • マリーは不可能を可能にする女

 

マリーとシャルルの決闘

8巻から続いて、マリーとシャルルの決闘シーン結末が描かれるところから9巻スタート。

シャルルを信じていたマリーは、手持ちの剣の検分をすることがなかったので、仕込み銃に気が付かなかった。

結果、シャルルの(反則)勝ち。

いつからシャルルはこんなに堂々と人を欺くようになったのか…。

 

まぁでも、シャルルも夢を見るだけじゃなく、サンソンの家長として守らないといけないものがある上での選択ってことかな。

パパの影で怯えてたシャルロから大分成長したなぁ…。

1巻からそんなに時間経ったように思えなかったけど、よく考えたらもう妻子ある身だもんね。

 

マリーは負けを認めて結婚を承諾するけど、「髪が伸びるまで待って欲しい」と懇願する。

この時の顔こわっ!

絶望してる風だけど、これは絶対何かを企んでるな…と読者にもわかるくらいの演技力です 笑

 

そしてシーンは1ヶ月後。

ここで、髪の毛ちょう伸びてね?と怪しんだ方は正しいです。

マリーの話はまた後ほど。

 

シャルルの子供登場

シャルル=アンリの長男、アンリ・サンソンが初登場。

恋愛結婚と噂のお嫁さんと、その他の兄弟はまだ出てこない。

ちっちゃいシャルルみたい、かわゆー♡とか思ってたら。

 

急に拷問開始。

 

これは犯罪を感じさせる絵面だな…。

入っちゃいけない部屋(拷問部屋)に入ったアンリにお仕置きするシャルル。

それは以前、父ジャン=バチストから受けた拷問と同じ内容だった。

一巻の衝撃的なシーン再来。

 

シャルルの独白が始まり、日々パリ市民からひどい差別を受けているシャルルとアンリのカットが差し込まれます。

誰も携わりたがらない仕事を代々受け継ぎ(処刑人の給料自体は高くない、副業で稼いでいる)、しかも処刑人同士でしか結婚できないといったような差別も受け、それでも市民が喚起する悪趣味な処刑を請け負っている上でのこの仕打ち…。

 

アンリに強くなってもらいたいから拷問するっていうロジックだそうです。

うーん、ここまでしなくていいのでは?って感じだけど、この時代の処刑のお手軽さ(執行が簡単という意味ではなく、すぐ処刑されちゃうから)から考えると、やりすぎということはないのかなー?

奇しくも、シャルルが昔嫌がっていた、ジャン=バチストやマルトお祖母様の悪い習慣を受け継いでるな。それでいいのかシャルル?

 

マリー、ヴェルサイユに再び現れる

って言っても1ヶ月くらいのブランクなのかな?

処刑人ではなく、貴婦人の出で立ちで現れるマリー。

 

宮廷内ではあの有名なデュ・バリー夫人vsマリーアントワネットの戦いが始まっていた。

 

デュ・バリー夫人vsマリーアントワネットの概要

オーストリアから王太子妃としてヴェルサイユに嫁できたマリー・アントワネットにとって、公妾がいることも驚きでしたが、その人物が、自分の大嫌いな娼婦出身だということにかなりのショックを覚えます。
宮廷内では先に低位の者が高位の者に声をかけることは許されません。アントワネットは当然のようにデュ・バリー夫人を無視します。それはもう、徹底的に無視をしたのです。ヴェルサイユのしきたりを利用して、デュ・バリー夫人に、侮辱と恥をかかせたのです。
宮廷内は、いつアントワネットが話しかけるのか、大いに盛り上がりました。デュ・バリーがルイ15世に告げ口をして泣きつき、怒ったルイ15世はオーストリア大使に圧力をかけ、オーストリアの女性、アントワネットの母が『声くらいかけてあげなさい』という手紙をアントワネットに送ることにまで発展してしまいました。

【デュ・バリー夫人】 – 革命に飲み込まれた王妃 マリー・アントワネット

 

有名なベルばらでも描かれてます。

しかもかなり初期のエピソードで! 

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メルシー伯爵(オーストリア大使)の計らいで、デュ・バリー夫人に声をかけるようセッティングされる。

マリーアントワネットは最初意地になっていたものの、どうせ自分は傀儡なのだと諦め、デュ・バリー夫人へ声をかけようとする。

そこでマリーの「自由に振る舞えよ」という囁きがあり、アントワネットは再びデュ・バリー夫人へ屈しないと決意する。

気を揉む周囲を押しのけて、遮ってきたアデレード(ルイ15世の四女)に便乗し、またもデュ・バリー夫人を無視するアントワネット。

 

デュ・バリー夫人、激オコ。

「何、この赤毛のチビ」とか心のなかでアントワネットをけなします。

どうでもいいけど、マリー・ジャンヌのときからの面影、もう全然ないよね、この頃。

 

おしろいがハゲかかってるわよ、おばさん、とアントワネットの心のなじりも負けてない。

この2人って一回り年齢違うんだよね。

10代の女の子にアラサーが言われてると思うと、かなり心に刺さるものがあるな…。

 

この結果を受けて、ルイ15世も激オコです\(^o^)/

珍しく真面目な顔で怒ってるね。

公妾を蔑ろにすることは、自分を侮辱されてるのと同じこと。

いやー、面子が大事なのはわかるけど、女同士の意地の張り合いに国家レベルでケチがつくって、すごい時代だね。それが後世まで語り継がれるという…。

 

デュ・バリー夫人vsマリーアントワネット決着

1772年元旦に話は移ります。

もう一度二人の和解の場をセッティングする家臣たちマジ大変。

そしてそこへデュ・バリー夫人の依頼で潜入する女装シャルル。

相当でかいマダムだな…。頬を赤らめないで欲しい…。

シャルルの女装を手伝うデュ・バリー夫人。

 

この2人、体の関係はさすがにもうないけど(あったら、自分の愛人に女装させたりしないよね…?!)それ以上の絆的な友情で結ばれている様子。

男女の友情っていうか、いいとこも悪いとこもさらけ出した盟友みたいな感じになってるのかなー。

シャルルとデュ・バリーは史実でもズッ友だもんね。

 

はい、そしてこの回もまたミュージカルです。

イノサンを読んでる読者の方ならおわかりであろう、ミュージカルの挿入。

 

イノサンこんな話 pic.twitter.com/bJnU7qlVie

— タイガーN (@nkgwtig) 2015, 5月 29

 

マリーの登場に、アントワネットもまた心が奮い立つ。

が、目の前に現れたシャルル(女装)に立ちすくむアントワネット。

気圧されたアントワネットは、デュ・バリー夫人についに声をかけます。

デュ・バリー夫人のおっぱいの盛り上がりがパない。

 

シャルルとマリーの戦いもアントワネットに関しては終了。

「アデュー」と心の中でつぶやき、去るマリー。

 

ミュージカル続きます。

最初は敗北に悔しいと感じたアントワネットだけど、周囲の喜びやほっとした表情を見て、「これでよかったんだ」と納得する。

大人の分別を持つということを知ったアントワネット。

これがフランス王太子妃の自分が取るべき行動だったのだと。

はい、そして「きらきら星」のミュージカルが続く…。

 

マリーとシャルル再び。

ここではシャルル、普通の装束に戻ってます。

大人の分別を知って行動するシャルルと、イノサンのまま理想を追い求めるマリー。

この2人もどんどん距離が離れていくなぁと感じる今日このごろ。

 

マリーの婚礼

ようやくマリーの婚礼の儀が行われる。

だが、夫となるはずのガスパールが来ない。困った。

夫に逃げられた花嫁としてマリーに恥をかかせるわけにはいかない!

 

ってところで、ニコラおじさん登場。

4巻でダミアンの処刑に心を病んで修道士になったおじさん。

あのきれいな髪まで剃ってしまって…。顔が美しすぎてなんかウケる。

息子ジャン=ルイとマリーの婚礼を認めてもらおうと現れたのだった。

 

ジャン=ルイのビジュアル現れる。

かわいく言ってパンダって感じ。 So FAT。

 

ジャン=ルイとマリーは愛し合ってる!結婚させてくれ、というニコラおじさんに、「あの底なし沼と…?!」と、驚きを禁じ得ないシャルル。

まぁでも、マリーが髪を伸ばして家庭に入ることを決めたし、解せないけどいいか…って納得するシャルル。

あと、早くしないと、花婿に逃げられた花嫁としてマリーが恥をかくから。

結局、婚姻証明にサインをするシャルル。

 

マリーしてやったり。

結婚認めてくれてありがとお兄たま!

でもジャン=ルイはマリーに、仕事(プレヴォテ・ド・ロテル)を続けていいって言ってくれたお!

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このシーンのジャン=ルイ、「マリーしゃん!」って完全にマリー信者。終わってる。

 

結局マリーは髪も伸ばしてませんでした。(ヅラ)

一瞬でそんなに伸びるはずないもんね。

ニコラおじさんもマリーを利用する(ニコラのお家の財政のため)つもり満々で共犯でした。

マリーを利用なんてできるのか謎だけど…。

シャルル全面的に騙されて終わった婚礼の儀でした。

 

ちなみにガスパールは、全裸で像にくくりつけられていた。

犯人はデオンかな?ここで前回の雪辱を晴らしたんだね。

 

マリーの初恋

マリー劇場続きます。

1772年2月(デュ・バリー夫人との対決から1ヶ月)

大人への階段を歩み始めたアントワネットと決別したマリー。

 

雪の降りしきる街中で、貴族に足蹴にされる少女を見かける。

その状況で現れた一人の色黒イケメン 。

曇りなき眼のイケメンはアフリカ系の血が流れるアランという名の紳士だった。

 

貴族はブチ切れて、アランに対して「カフェオレ」と罵る。

黒人との混血者に対する差別用語だったんだね。

 

貴族を追いやるアランの姿に、過去を回想するマリー。

教会でアランを見かけるマリー。

子どもたちへのパン(プレゼント)につけるリボンが足りないため、リボンをいただきたいとマリーに依頼するアラン。

子どもたちを喜ばせることなんて自分には関係ない、リボンを返してと息巻くマリーに、「10年、20年後にこの国は変わり、子どもたちも自由を手にする。それまで待って欲しい。夢は叶うんだ、マドモアゼル」的なことを言うアラン。

ほんと一点の曇もない目で見つめるなー。

そして初恋を確信したマリーだった。

 

って突然だな。まぁときめく気持ちはわからなくもない!

胸元の刻印(マルトお祖母様に入れられた焼き印)を隠そうとするマリー、かわゆす。

 

YJ最終話、イノサンルージュへの布石

現代に戻り、13年ぶりのマリーを一目で見破るアラン。

こんなに変わったのによくわかったな…外見で人を見てるわけじゃないとかそういうこと?!

 

アランは世界を旅して色々な国を回り、フランスに戻って全ての者が平等に学べる自由学校を設立しようとしていた。

様々な国で見聞を広め、国王に仕えるフランスが全てじゃないということを、フランスの子どもたちに伝えたいと希望を抱いていた。

そんなアランに対して「お前は13年前と何も変わらない、変わらないで欲しい」と思うマリー。

 

いつかはシャルルのように変わってしまうのかもしれない。でもアランには変わらないで欲しい。

そう思いながら、アランの依頼で学校の見学をするマリー。

医学の知識があるマリーに、いつか教壇に立って欲しいと願うアラン。

このあたりの描写は久しぶりにほのぼのキラキラしてます。

 

その時間もつかの間。貴族によって放火された学校はあっという間に火に包まれ、子どもたちも焼け死んでしまいます。

アランとマリーが出かけていた最中の出来事だった。

 

貴族たちを追いかけるマリーとアラン。

マリーはアランのために、珍しく人間的な気持ちで行動しているような気がします。

貴族に迫るも虚しく、銃弾に倒れるアラン。

マリーが発見した時には、銃で打たれ、さらに剣で胸を貫かれた状態で放置されていた。

 

マリーは瞬きもせず涙を流し、自分のやり方で世界を変えると、アランの血で唇に紅を引き、誓う。

 

マリーは不可能を可能にする女

 

ここでイノサン終了。

GJに移籍して、イノサンルージュが始まります。

そういえばシャルルは最後に一コマだけ出てたな。

ギロチンにつながる思考のシーンっぽかった。

顔は隠れているけど、かの有名なフェルゼンも出てきます。

 

イノサンルージュ(イノサン マリー編)は、貴族に恨みが募ったマリーが民衆を煽って革命に火をつける、とかそんな感じになるのかな?

マリーのことは好きだけど、シャルルの考えていることも間違ってないから、シャルルにフォーカスあてる展開がまた出てくるといいなぁ。

GJの方を読んだら、アラン殺しの貴族が処刑されてたよ。

 

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