【ネタバレあり】『イノサンRougeルージュ11話』あらすじ&感想 グランドジャンプ 坂本眞一

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今日は早めに帰って走ったbitchyamaです、こんばんは!

めっちゃ汗かいたーーきもちい。

 

 

一日遅くなっちゃったけど、12/2発売のグランドジャンプで『イノサンRouge』11話読んだよー!

グランドジャンプ 2016年 1/1 号 [雑誌]

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2015/12/02
  • メディア: 雑誌
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前回までのあらすじはこちら。

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Table of Contents

あらすじ

マリー=ジョセフ・サンソンがサンソン邸を訪れたのは、二代目夫人である祖母アンヌ-マルトの葬儀のためであった。

アンヌ-マルトはヴォル・ヴィ・コントの屋敷で余生を送り、眠るように静かに息を引き取ったのだと、シャルル=アンリ・サンソンはマリーへ話す。

棺の近くには、代々サンソン家の女主人が所有してきた。ヒビが入っている壁掛け鏡があった。

 

軍人シャルル・サンソン・ド・ロンヴァルが処刑人となったその日の出来事も、壁掛け鏡は見つめていた。

顔面に返り血を浴びたシャルルは、かつての友人からの蔑みと、耐え切れないプレッシャーのあまり何度も失敗している罪人の処刑に、自分では度量も才覚も持ちあわせていないと心底絶望していた。

その姿を見て悲しむマルグリットを救うためにも、義父ピエールに3人で外国へ行き違う仕事に就こうと提案をするシャルル。

しかしピエールは、シャルルの提案は処刑人としての稼業を軽蔑し愚弄している、マルグリットへの愛も真実ではない、と憤怒の表情を向けた。

シャルルは跪いてマルグリットへ謝罪をし、その苦しみを分かち合いたいと伝えた。

 

 

 

 

シャルル=アンリは、鏡の前に立つマリーに対して、屋敷に戻って来ないかと誘う。

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サンソンの血から逃れることは出来ないと背後で囁かれながら、マルグリットの心の声が鏡から聞こえてきた。

 

この汚れた血を持つ私を愛してくれる男を

ずっと待っていた

 

絶対に逃がすものですか

私の血と交わった者は全て自由にさせないわ

 

サンソンの女は生命ある限り

子を産み増やすのです

それだけが私たちがこの絶望的孤独から逃れる

唯一の術なのだから

 

マリーはその声に対してくだらないと考え、鏡に思い切り拳を叩きつけた。

家宝の鏡を割られ怒りを露わにするシャルル=アンリは、アンヌ-マルトの遺品である「プレヴォテ・ド・ロテル」の推薦状を手渡し、二度と屋敷に戻らないよう強く言った。

 

マリーは孤独を恐れない

淋しがり屋の泣き虫シャルロとは違うぜ

 

挑発するような言葉を残して、血の絆という枷を自ら外すマリー。

完全にシャルル=アンリはじめサンソン家から決別し、一人で仕事を遂行する姿勢を見せたのだった。

しかし、割れた鏡からは、なおもマルグリットの声が続いていた。

 

何て無様なの…

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でもこれが女よプティ・シャルル

 

女に自由は無い

 

呪ってやる

呪ってやる

 

自由を謳歌する者は

全員呪い殺してやる

 

感想

いつもどおりストーリーの進みはそこまでないんだけど、マルグリットの怨念が壮絶な回だった…!

心の中では、サンソン処刑一家の歴史をはじめるため、そして自分の苦しみが連綿と続くように、シャルルみたいな男性を待っていたんだね。

シャルルとマルグリットが出会った時の、食虫植物のイメージはこういうことだったのかーという感じだった。

 

そしてシャルル=アンリとマリーは完全に決別したね。

次回からはずっと現代のお話が続いてくのかな?

このまま連載順調に進んで欲しい!!

 

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