ネタバレ『黒執事144話 その執事、御用』最新 あらすじ&感想 Gファンタジー 枢やな

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Gファンタジー電子書籍版出てるの今まで気づかなかったbitchyamaです、こんばんは!

これで0時に記事かける〜嬉しみ。

 

下手人とみなされたシエルは…? 

前回までのネタバレはこちら。 

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青の教団編まとめ 

対象話数

109話〜現在まで連載中

 

 

 

冒頭の導入

ある日、エリザベスの兄エドワードの元に、かつてウェストン寄宿学校を放校処分となった前プリーフェクトの”ハーマン・グリーンヒル”が訪ねてきた。(寄宿学校編に登場)

グリーンヒルから「スフィア・ミュージックホール」で行われるという集会に是非にと誘われ、その押しの強さに根負けしたエドワードは仕方なく出向くことにした。

ミュージックホールで行われていた集会は、エドワードが今までに経験してきたいずれのパーティーとも異なって、貴賎の隔たりなく、会話や食事の楽しめる空間がそこには用意されていた。
前P4の先輩たちは、子どもたちと遊んだり勉強を教えたり絵を描いたりと、その集会の中で気ままに活き活きと過ごしていた。
その中でひときわ注目を集めていたのは、”ブラバッド”という占い師だった。

帰宅したエドワードを待っていた妹・エリザベスに、集会が楽しかったことを話すと、エリザベスは興味津々で、次回は自分も行きたいと伝えた。

後日、女王からシエル宛に手紙が届いた。
それは例のミュージックホールの集会についての要件であった。
気になって女王から調査をかけたものの、異状報告は得られなかった。
しかし、派遣した調査員たちは、その後集会に足繁く通っているという。
一体あのミュージックホールで何が起こっているのか、よからぬ企みでもあるのでは、という内容の手紙であった。

手紙を読み終えたシエルの元へ、エドワードが珍しく事前に手紙も寄越さず血相を変えてやってきた。
何かあったのかとエドワードに問いかけると、その口から出てきたのは「エリザベスが家出した」という衝撃の事実だった…。

 

 

 

スフィア・ミュージックホールで行われていたこと

  • スフィアミュージックホールは、輸血の研究のために運営されていた。
  • 血液を垂らした薬液の反応を見て、ポラリス、ベガ、カノープス、シリウスの4種に分けて判別し、相互に拒絶反応を回避する技術を確立させていた。
  • 研究所内にあった血液はポラリス44%、ベガ44%、カノープス10%、シリウス2%。これは血液型を表しており、シリウスはAB型。
  • この血液は全て、スフィア・ミュージックホールの教祖「蒼き星・シリウス」のために集められていたものだった。
  • そのシリウスの正体は、シエルの双子の兄である本物の”シエル・ファントムハイヴ伯爵”。
  • 兄は、アンダーテイカーによって生き返らされた死人である。

 

エリザベスがいなくなった理由

シエルの兄(エリザベスの本来の婚約者)が戻ってきたため。

 

兄の死因とセバスチャンの登場

かつて、悪魔信仰をしている教団に襲撃されたシエルと兄は、そこで”生贄の儀式”に捧げられる供物となった。

祭壇に乗せられた兄の腹には剣が突き立てられ、これが原因で兄は死亡した。

そして、兄を”渡り賃”として、シエルはセバスチャンを召喚した。 

 

 

 

あらすじ

※シエルの本名が明かされていないので、本物のシエルを「兄」、主人公のシエルを「シエル」と書きます。 

 

スフィア・ミュージックホール連続殺人事件の重要参考人として、アバーラインより署に同行するよう求められるシエル。

ここで取り乱すことも出来ず、拳に力を入れると大人しく従うことにした。 

そして行動を供にしていたセバスチャンもまた、シエルと共に署へと向かうことになった。

 

手錠をかけられる光景を見ていたフィニが、青ざめながら「坊っちゃんはそんなことしない」と叫ぶ。

しかしバルドに止められてしまう。

バルドは相変わらず飄々とした表情のままで、これから誰に給料を貰えば良いのかと問いかける。

シエルと同じく手錠をかけられたセバスチャンは、冷静に後程取りに来るようにと伝えた。
(ちなみにここで一緒に、ブラバッドも連行された)

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馬車に乗せられ護送されるシエルを見守る屋敷の面々。

アバーラインが気付いたときには、アンダーテイカーとグレルの姿はこつ然と消えていた。

残されたシエルの兄に対して、アレクシスは今までの経緯についての説明を求める。

そのまま兄とアレクシスは応接室へと向かったが、エリザベスには自宅へ戻るように命じた。

今までの不在や心配をかけたことに対して謝罪するエリザベスに、兄は優しく大丈夫だと声をかけてフランシスの元へ帰るように促した。

 

エドワードと共に馬車に乗せられて帰途につくエリザベス。

その車中で、エドワードはなぜ本物のシエルである兄が生きていたことを話してくれなかったのか?と問いかける。

エリザベスは暗い顔でぽつりぽつりと語り始めた。

 

どうすればいいかわからなかったの

だってあたし気づいてなかったのよ

あたしシエルがシエルじゃないことに全然気づいてなかったの

 

いつか彼のお嫁さんになるんだ

大好きだなんて言っておきながら

彼が本物かどうかすらわかってなかった

 

 

 

あたしもし本物のシエルが戻ってこなかったら

きっと何も気づかないままシエルのふりをした彼と結婚して

おばあちゃんになっても気づかないままだったはずよ

 

なんでわからなかったのかしら?

シエルのこと大好きなはずなのに

 

ううん

もしかしたら少し変だなと思っていたのかもしれない

けど

帰ってきたのがシエルじゃないはずがないって思い込んでた

 

あたしね本物のシエルが帰ってきた時

「嬉しい」より先に「どうしよう」って思っちゃったの

だってどんな顔すればいいの?

あたし好きな人とその弟の見分けもついてなかったのよ

 

 

 

シエルになりすました彼のこと心の中で責めたわ

…でももっと酷いのはあたしだって気づいたの

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もし三年前に戻ってきたのが「シエル」じゃなくても

あたしあれほど喜べていたかしら?

 

貴方だけでも生きていてくれて良かったなんて

心から言えたかどうかわからない

もし彼が嘘をついていなければ

“なんで生き残ったのはシエルじゃなかったの?”

そんな酷いことを考えてたかもしれないわ

 

 

 

ぼろぼろと涙を流してエドワードに縋り付くエリザベスは、自分がこんなに醜いことを考える存在だと知りたくなかったと言う。

それに、今の兄が良くないことをしているのをわかっていても、それでもまた兄を失ってしまう方が辛くてどうにも動けないと。

エドワードはそこで、エリザベスに使えていた使用人が「大切にしていたものが壊れたらどうするか?」と問いかけてきた真相を知る。

そして、神は何と酷な試練を与えるのだろうと天を仰いだ。

 

小さい頃からずっとシエルが好きだった

この恋心は本物なのだと信じてきた

でも

この恋心が不実そのもの

貴方もあたしの恋心もぜんぶ

ぜんぶ偽物

 

その時、馬車の中で雨に濡れたシエルを、セバスチャンが静かに見つめていた。

 

 

 

感想

めっちゃ切ない回だった…。

そうだよね、リジーは今までちょっと?って思っても気づかないようにしてたんだよね。

坊っちゃんのこと好きだと思ってるし、信じていると思ってたから…。

お兄ちゃんが悪いことしてると思っても、それでも失うほうが怖いと思うとか、なんて辛いんだ…。

リジーのことも普通に好きなので、どうか傷ついた心が癒やされる日がやってきてほしいなと思います…。

 

そして坊っちゃん。

沈黙してるけど、さすがに何も考えなしってことはないよね。

アンダーテイカーの目論見に気づいてはなかっただろうけど、坊っちゃんが何も打ち手を講じていないわけがないと信じてます。

次回もたのしみ…!

 

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