あけましておめでとうございます、bitchyamaです!
新年一発目は青エクです。
身体が朽ちてきてきたサタンは…?
前回までのネタバレはこちら。
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あらすじ
サタンの襲撃を受けたアサイラムに、ユリは急遽招集されることに。
上空に視線を向けると、結界を破って侵入してくる悪魔の群れが見えた。
エリクサーを投与されて大分体の調子が戻ったサタンは、ルシフェルに会いに行きたいとドラグレスクに命じる。
ルシフェルもまた、エリクサーを大量に投与した結果、耐性ができて効かなくなった身。
サタンは研究所内にあるルシフェルの強大な力に、以前から気付いていた。
ルシフェルはサタンが出奔している間に、密かに仲間を集めて機会を伺っていた。
それは全て、自分の体が動かずサタンに仕えられないため、側仕えとしてサタンに差し出すための同胞たちだった。
その行為が気に入ったと話すサタンは、研究所内に立てこもることを決める。
そして、自分とルシフェルのために研究を続けるよう、ドラグレスクたち研究員に命じた。
ドラグレスクは研究が続けられることに、密かに喜びの声を上げた。
アサイラムから児童や職員はほぼ避難できたものの、セクションは深部過ぎて大多数が未だ閉じ込められたままだという。
サタンは研究所の職員や実験体を人質にとって、食料、生活消耗品、研究資材などを要求してきた。
結界が破壊される状況に国内外から説明を求められている状況に対して、シュミハザやメフィストらを含めた協議の結果、セクションの件だけを伏せて公表することに決定した。
サタンが実在するという公表に対し、中国支部のルーシー・陽やメキシコ支部のオセオラ・レッドアーム、パラディンなどの錚々たるメンバーが一堂に会する。
そしてサタンに会うための使者として遣わされたのは、メフィストだった。
サタンから仲間にならないかと誘われるが、メフィストは天の邪鬼な性格ゆえと、断った。
そして、物資は人質の子どもたちの開放と引き換えだという交渉を始めようとする。
しかし、その取引はあえなく失敗に終わった。
メフィストの顔を裂きながら背後にいたヘリコプターを破壊し、一ヶ月以内に物資を寄越さなくば一瞬で全てを消すと高らかに笑うサタン。
しかしその間にも、サタンの身体はゆるやかに朽ち始めていた…。
エクソシストたちの努力も虚しく、死人だけが増えていく。
悪魔たちの根城も特定できず苦戦を強いられている状況の中で、ユリは自分を行かせて欲しいと上長に直談判する。
しかし、実はこの苦戦は仕組まれたことで、実は裏で極秘にセクションへ物資を運び入れているのだと言われる。
サタンの容態は思わしくなく、エリクサーで延命できたとしてもいつかは朽ち果てる身。
それまでセクションを守るための長期戦なのだと。
ユリは隠し持っていた鍵を使って、単身でセクションに乗り込むことを決意する。
見送りに来たのに素直に言わない獅郎に、ユリは笑って最後のあいさつをする。
その微笑みを見て、獅郎は思わず腕を取って引き止めた。
しかし、それ以上動くことは、お互いどうしてもできない。
ユリが扉の向こうへ去った後で、獅郎は止められなかった自分の掌をぎゅっと握って感情を抑え込んだ。
ユリもまた、扉の向こうで涙を抑えて獅郎に「さよなら」とつぶやく。
そのユリを案内するように、燐火が灯った。
炎に誘われるままに奥へ向かうと、そこにはサタンがいた。
ユリはサタンに、戦うのをやめて人質を開放するように、そして自分と逃げようと持ちかける。
今度こそ最後までサタンと離れない、と。
サタンを心配しているのだと悲痛な叫びを上げるユリに、サタンは揺れる感情のままで攻撃を仕掛ける。
自分は完璧で神と同様なのに、どうしてユリは理解せずこんな目に合うのだと…。
しかし悪魔たちがユリに襲いかかる際に、間一髪のところで防いだのはサタンだった。
ユリを抱きしめて、その身を護る。
やっぱり
オレのそばにいてくれ
お前はオレのものだ…!
切なげなサタンの抱擁を受けて、ユリは抱き締め返す。
そして、小さく「うん」と頷いた。
感想
やっぱりユリを忘れられなかったサタン…。
切ない話だったね。
ここで2人で過ごすうちに、子供ができちゃうということなんだよね。
それを獅郎が育てるというまた泣ける展開になるんだよねぇ。
最初からそういう目で見て読み直すとさらに泣けるよ…。
次回もどんな展開になるのか楽しみ!
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