アルトコインとはAlternative Coinの略称で、暗号資産の王様「ビットコイン」の代替えになる通貨を意味します。ビットコインは世界的にも広く利用され、信頼される通貨として流通していますが、ビットコイン以外のコイン、つまり「アルトコイン」を購入すべき理由は何でしょうか？
ビットコインの人気は不動とも言えますが、アルトコインは種類が豊富で、その価値や開発の目的もさまざまです。コミュニティ主導の暗号資産という背景もあり、その目的に賛同する投資家が購入することも多いです。
ここでは、暗号資産の用途と信頼性が高まる中、ビットコインの他、アルトコインを暗号ポートフォリオに追加すべき理由についてご紹介します。
理由１：アルトコインは種類が17,000以上ある
暗号資産を大別すると、ビットコインとアルトコインの2つに大別されます。また、アルトコインのカテゴリーにはミームコインもあります。
周知の通り、ビットコインは暗号資産の価格や人気を主導するコインですが、これから購入するには価格が高すぎるため、尻込みをしてしまう方も多いでしょう。もっとも、プロの投資家や資産に余裕のある方なら、ビットコインを購入することも選択肢としてありますが、一般の方にはちょっと荷が重すぎます。
そこで、登場するのはアルトコインです。2024年4月の時点で、アルトコインは17,000種類あると言われており、今後も増えることが予想されています。すでに、ビットコインが1、アルトコインが17,000という比率なので、暗号資産のポートフォリオに追加されるのは、ごく自然な流れだと言えますね。ほんの一部ですが、下記で人気のある優良アルトコインを挙げてみます。
＜優良アルトコインの例＞
- イーサリアム（ETH）
- ソラナ（SOL）
- ドージコイン（DOGE）
- バイナンスコイン（BNB）
- アバランチ（AVAX）など
理由2：プロジェクトの成功度で価格が上がる可能性あり
アルトコインを開発する団体の多くは、コミュニティ主導に運営・管理されている「非中央集権的」な組織の場合がほとんどです。暗号分野を専門とする人がプロジェクトを立ち上げ、環境やボランティアなどに貢献するといった目的で資金を調達し、プロジェクトが掲げるゴールや意義に共感することで、人が集まってきます。そして、そのプロジェクト内で流通するガバナンストークンを使って報酬を与える流れになります。つまり、そのプロジェクトが成功したり、世の中で注目を浴びたりすると、価格が急騰する可能性もあるかもしれません。
もちろん、暗号資産という特性上、いつ、いくら、どれくらいの期間で価格が上昇するかは予測内の範囲にとどまります。しかし、夢と希望を載せたプロジェクトが未来に羽ばたき、そのプロジェクトが成功してほしいという人もいるでしょう。賛同する人が多ければ多いほど、コインの取引も活発になります。
ミームコインなどユーモアのある通貨が人気
すでに、ビットコインと並ぶ実力を誇るアルトコインもありますが、ローンチされた間もないコイン（草コイン）やパロディやユーモアセンスを秘めるミームコインなども、続々と市場に登場しています。ミームコインは他のアルトコインと比べて、価格が不安定でボラティリティが高いですが、インフルエンサーの発言やプレセールの影響で、購入率が高まっています。
例えば、ドージコインは2013年に誕生したミームコインで、ビットコインのパロディ版として登場した銘柄です。しかし、ドージは発行上限がなく、ビットコインに比べて取引手数料が低く、トランザクションスピードが格段に速いです。同様に、柴犬コインはイーサリアム上に構築されたミームで、価値と人気においてはドージに続く実力をもちます。
もちろん、ミームコイン全体的に言えるのは、価格の変動に注意するべきということですが、ユーモアやプロジェクトの方針はさまざまで、どれも興味深いものばかりです。
まとめ
日本でも暗号資産での決済に関する法律が整備されつるあるため、利用者も安全な環境で暗号資産を使えるようになることが期待されます。そのような背景から、アルトコインを暗号ポートフォリオに追加し、長期で資産として保有するという考え方もありますね。
今後はアルトコインが流通するブロックチェーンやその他の技術が進化していきますので、ぜひとも、暗号資産への理解も深めていきましょう。
